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片付けられない人間が頑張って片付けようとしているブログですが

以前は「ミニマリストになりたい」というブログ名でした。なんかいいブログ名を考え中です。最近はハンドメイドの記事ばかりなような・・・

絵本「ゴールディーのお人形」


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こちらは何ヶ月か前にジャケ買いした本です。
以前、本の断捨離をしましたが、この本は残しました。

絵本にしてはけっこうな文章量です。
子供達より大人に読んでほしい話だなと思いました。


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まぁだいたいこんな話です。
注:以下、めちゃネタバレしてます。



















ゴールディーという木彫りの人形職人の女の子の話なのですが、ご両親が亡くなられています。ゴールディーは街から離れた森の中で一人暮らしです。

両親から技術を受け継ぎ、ゴールディーが心を込めて、何度も笑いかけて作った人形は、見る人を笑顔にします。
ゴールディーは毎日、身体中が凝り固まるまで人形作りをしています。

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両親は伐採された木の切れ端で人形作りをしていたようなのですが、ゴールディーは必ず森で拾った枝を使うのです。
人形を入れる箱を作ってくれるオームスに理由を説明しても、理解されません。

「私にとってはただのお人形じゃないのよ。私が人形を作るためには、とても必要なことなの。それに、小さな女の子たちにとっても、ただの人形じゃ・・・・・
「いいよ、いいよ、わかったよ!君の言うとおりだと思うよ。」オームスは笑いました。

オームスめ。



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街でゴールディーが作った人形を大事にしている子と偶然出会っても、それは自分が作った人形だということは言いません。
善行は匿名であるべきいう思いがあるのは素晴らしいことです。キリスト教の教えにそういうのがあるそうです。尊敬します。(自分がもしボランティアに参加したら絶対全力でブログに書きます!)


ゴールディーは帰りに立ち寄ったお気に入りの店で、とっっっても心惹かれるランプと出会います。

店の主人に人形を作る約束を取り付けてランプを手に入れますが、帰り道にオームスから心ないことを言われて、気持ちが沈み込んでしまいます。


オームスめ。(悪意はないんだろうけど)


今までの心の込もった仕事が、自分の物欲のためだけの仕事になってしまったように思ったのでしょう。
ゴールディーは自分が、中身がなくて空っぽで、うつろな、つまらない人間のような気がします。
どうしようもなく寂しくなって、泣き疲れて眠ってしまいます。

しかし夢の中で、あのランプを作った人に出会います。

ランプを作った人は、静かで優しい声で言います。
「私はあのランプを、会ったこともないあなたのために作ったのです。どこかの誰かが、きっと気に入ってくれると信じて、一生懸命作ったのです。」
ゴールディーは笑いました。大声で、本当にうれしそうに笑いました。(中略)
ゴールディーは言いました「私が人形を作るのはそれと同じことなの。(中略)私はここで、会ったことのない友達のために、小さな木の人形を作るの。
ゴールディーはとても幸せでした。




読み終わった時、本当にジャケ買いしてよかったと思いました。

目の前で人に喜んでもらえると、自分も嬉しくなります。
その行為をしてよかったと思える瞬間です。
たまに募金で小銭入れたり、献血に行くことはありますが、知らない誰かのためということはそこまでしっかりと考えたことはありませんでした。

この本を読んで、仕事やなんとなくで参加したボランティアや献血も、名前も知らず、見かけることもなく、一生に一度も関わりがないであろう誰かの笑顔のためになっているかもということに気がつきました。


ちなみに専門書もたくさん置いてある大型書店で買いました。
一般的な本屋さんには置いていないと思います。いい本なのに。

ゴールディーのお人形 (末盛千枝子ブックス)

ゴールディーのお人形 (末盛千枝子ブックス)


っていうか、Amazonさんで在庫切れでした。新品を手に入れるのは難しいかもしれません。中古出品はたまにあるようです。

出版社さんにお問合せが多ければ、重版も検討してくれますが・・・・
ちょっと問い合わせにくいという方は、お近くの本屋さんで問い合わせてください。
すると本屋さんから出版社さんに問い合わせますので。

仕事に悩む方、もの作りが好きな方、見かけたら是非読んでみてください。


本はだれか人が書いたということを知って以来、私は本を書く人になりたいと思っていました。   M.B.ゴフスタイン